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地球環境を壊さないで食糧問題を解決する

日農業の工業化を中心に、地球環境を壊さない---
食糧増産を提案する

鳴り物入りで開かれた地球環境サミットで世界のトップリーダーたちが知恵を絞ったが、最も緊急の食糧問題に抜本的解決策は全く示されなかった。日本は世界でも稀な、自給率39%しかない食糧の砂上楼閣であるが、危機意識が全くない不思議な国である。地球環境、食糧問題は、現代のキーワードで新聞、雑誌、出版物はあふれている。しかし危機をあおる単なるレポートや批評が殆どで、我々人類は今何をどのように取り組んでこれらの重要問題を解決していけば良いのかわからず、漠然とした不安がつのるばかりである。

 折も折、食糧問題を解決する画期的な具体的提言の書が出版された。それが本書(写真)である。環境、食に関心を持つ人すべてにぜひ読んでいただきたい。

 前半は地球と人類のかかわりと地球環境の現状が、各界の識者によるデータなどを 活用し、事実に即して簡潔に解説され、過去の延長上には人類の生き残る余地はないことが素直に理解できる。それではどうすればよいか、後半に著者ならでは の視点で具体的な提言が12項目にまとめて解説されている。平易なわかりやすい筆致で、理屈ぬきに納得させられる。農業の工業化、農地不要の農産物生産な ど、従来の概念では理解不能、拒絶感を持たれるような挑戦的な提言が含まれるが、一読すれば実に理にかなった提言であることが理解できる。

 実は、著者は若い頃食品科学の研究者として長年カイコの人工飼料養蚕の研究を通して、桑の葉の生育時期だけに依存するのが常識であった養蚕を、桑 葉なしで四季問わず稼働できる生産性の優れた養蚕技術として確立したプロジェクトの中心人物であった。その体験から発想された実にユニークな視点であるこ とが理解される。クジラを食べる、遺伝子組み換えなど、いわゆる環境保護派の人が目をむくような項目も含め、反発を感じる人にこそ著者の真摯な思いと発想 を知っていただきたい。本書には著者の人類の未来に希望をもって欲しいとの切なる願いがある。

 提言には今後技術的に確立しなければならないものも含まれるが、宇宙開発や農業補助金などに比べればわずかな研究費で人類の未来を保障できるのだ から、日本の先進的な技術力を存分に生かして、ぜひ実用化に結びつけてほしいものだ。

(元東京農大非常勤講師・NPO法人畑の家副理事長・藤木正一)

日本食糧新聞2008年7月28日号で紹介

体裁 四六判・206頁
定価 1,500円(税・送料別)
発行日 2008年7月
出版社 日本出版制作センター(委託販売本)
ISBN 978-4-88927-185-0

著者

新村 正純

内容

1.21世紀は地球規模で食糧飢饉となる
 20世紀の食糧問題
 21世紀の食糧問題
 
2.二酸化炭素の過剰排出により地球温暖化は進む
 地球環境問題とは
 地球の温暖化とは
 地球温暖化の影響
 二酸化炭素の過剰排出
 二酸化炭素排出削減の国際的合意と米国、中華人民共和国の不誠実

3.二酸化炭素排出の取組み
 紙のリサイクルは意味があるのか
 ペットボトルのリサイクル
 廃プラスチックの最終処分
 ゼロエミッションでの二酸化炭素は?
 ビジョン2050
 火力発電から電子力発電へ
 バイオエネルギー
 発生した二酸化炭素の封じ込め
 石油価格の高騰を歓迎する
 森林の二酸化炭素吸収量を増やす
 木造住宅による木造都市と木造文化をつくる

4.森林の墓による二酸化炭素吸収の激減
 地球環境の歴史
 古代都市文明による森林破壊
 中世ヨーロッパでの農耕と牧畜による森林の消失
 ヨーロッパ人による植民地での森林破壊
 世界の森林の状況
 森林の減少・劣化
 森林の減少による二酸化炭素吸収の減少
 森林再生により大気中の二酸化炭素を吸収する

5.二酸化炭素排出の取組み
 牧畜と農耕の罪
 なぜ農業が地球環境を破壊するのか
 農用地を森林に戻そう

6.地球環境を壊さない食糧増産
 農地不要の農産物生産
 農業の問題点
 農業の工業化の実例
 農業の工業化による食糧増産
 食品工学が主役として振る舞う

7.その他の食糧増産
 水産資源の活用
 養殖昆虫
 遺伝子組み換え作業
 微生物利用による食糧増産

8.農林水産省の慧眼と先見性

9.具体策の提言
 エネルギー問題−二酸化炭素の発生源を減らす
 大気中の二酸化炭素を減らす
 大気中の二酸化炭素を増やさないで食糧を増産する

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